佐田建設株式会社
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技術紹介

多面プレキャストアラミド工法

◆工法概要

 平成7年1月に発生した兵庫県南部地震以降、既存鉄筋コンクリート橋脚の耐震補強工事が様々な工法で鋭意行われています。しかし、高架下に施設があり、RC橋脚と施設の間のクリアランスがほとんどない場合の補強方法はなく、狭隘な作業環境下での工法が要望されてきました。
 この要望に答えるべく、RC橋脚の3面が建物に近接し、1面のみの施工スペースでも可能な耐震補強工法として、3面プレキャストアラミド繊維シート工法を考案いたしました。
 本工法は、あらかじめ工場で製造した3面のプレキャスト板を、橋脚に設置し、残り1面を現場で貼り付けた後に間隙に充填材を注入して構造物と一体化するものです。

◆工法の特徴
1. 従来の鋼板と比べて約1/10の重量となり容易に人力で運搬、組立が可能です。
2. 3面が構造物に囲まれた橋脚の場合にも、3面プレキャスト板を上部より挿入できます。
3. プレキャスト板は品質管理の行き届いた工場で製作されますので、品質に優れ、あらかじめ塗装や耐火被覆を施せます。
4. 構造性能は、実橋脚の1/3モデルを用いて水平力交番載荷実験により確認されています。

多面プレキャストアラミド注入工法

◆施工方法
1. プレキャスト板の製造
工場でコの字型の3面プレキャスト板を製造する。
その際には両端に未含浸シートが付き、内側にはスペーサーが取り付けられている

多面プレキャストアラミド注入工法

2. プレキャスト板の接続と吊り下ろし
建物屋根部と橋脚横梁下端との空間を利用し、プレキャスト板を接続しながら吊り下ろす
3. 未含浸シートの貼り付け
作業空間のある一面で未含浸シートを橋脚に貼り付ける

多面プレキャストアラミド注入工法

4. 充填材注入
変形防止用コラムクランプをつけて橋脚と3面プレキャストの隙間に充填材を注入する
5. 完了

多面プレキャストアラミド注入工法

◆適用範囲

1. 適用範囲
建物と橋脚の隙間は最小20cmまで適用
建物屋根と橋脚横梁下端との間隙は最小20cmまで適用
 


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